手軽だが…目のくぼみにヒアルロン酸を注射するメリット・デメリット

美容では定番となりつつあるヒアルロン酸

ヒアルロン酸は今や私達にとって身近な成分の一つとなっている。
美容分野で聞くことの多い成分だが、化粧品はもちろん、サプリメントにも配合されているほどだ。
いずれにせよ、肌に良い効果をうたわれるケースが目立つ。

なお、ヒアルロン酸は私達の身体の中にもある成分の一つだ。
美容成分と呼ばれることからも分かる通り、特に肌と非常に深い関わりがある。
実は肌の中に沢山含まれており、肌の水分を保持して潤いをキープする役割を持っている。

しかしヒアルロン酸は年齢とともに減少していくのがネックである。
肌の中から失われていくと、やがて乾燥肌が増えたり、肌がカサカサになったりするのだ。
ハリが失われると衰えて見えるため、ヒアルロン酸は保持するべき成分といえるだろう。

このように、美容には欠かせない成分のヒアルロン酸だが、実は目のくぼみができる原因でもあるのだ。
目の周辺は肌が薄く、簡単に水分が失われてしまう。
このため水分保持が非常に重要なのだが、ヒアルロン酸が減少すると水分が失われ、目がくぼんだように見えることがある。
そして肌が衰えたり老け顔に見られるようになることは決して少なくない。

現在目のくぼみでお悩みの人もいると思うが、ヒアルロン酸の減少も一度疑ってみるべきだろう。
逆に言えば、ヒアルロン酸を増やすことで目のくぼみが改善される可能性もあるのだ。
現在はサプリメントなどで補給する手段もあるが、より効果を求めるならヒアルロン酸注射も良いだろう。

ヒアルロン酸注射はシワを伸ばすためによく行われている手段だ。
美容外科や整形外科ではおなじみの手段となっており、現在は様々なクリニックで施術を受けることができる。
比較的ポピュラーなため、まず近くのクリニックで相談してみるのも良いだろう。
目のくぼみをすぐ改善したいと考えている人には魅力の多い手段だ。

目のくぼみにヒアルロン酸注射を利用するメリットとデメリット

ヒアルロン酸注射をするメリットは様々ある。
目のくぼみだけに絞った場合でも、主に4つのメリットを受けることができる。

①確実に目のくぼみを解消できる

ヒアルロン酸はサプリメントや食事による補給も可能だ。
しかし目のくぼみまで届くとは限らないし、長期的に継続しなければ効果の有無は判断できない。
目のくぼみを解消できない場合もあるだろう。

一方のヒアルロン酸注射は、確実に目のくぼみを解消することができる。
シワやくぼみが気になる部分に直接注射するため、施術後は目に見えて違いが分かるだろう。
注射してからすぐ効果が現れるため、サプリメントなどのように時間をかけなくて済むのが利点だ。

②副作用のリスクが低い

サプリメントなどの健康食品は、栄養素の過剰摂取による副作用が心配される。
何らかの副作用が出てしまうと、目のくぼみどころでは済まなくなるだろう。

その点ヒアルロン酸注射はリスクが低い手段といえる。
実は副作用がほとんど無い方法とされており、施術後に何らかのケアをする必要性も薄いのだ。
副作用が気になる人は非常に多いと思うが、ヒアルロン酸注射は安全性の高さがメリットだ。

③手術とは違って傷跡が無い

ヒアルロン酸注射は非常に細い針を使うため、傷跡はほとんど付かない。
一時的に小さな注射針の跡は付くが、数日もすれば消えてしまうのが一般的だ。
そのため傷跡を隠す必要がないし、それを気にしながら生活せずに済む。

現在は整形などの技術も進み、以前より傷跡が目立ちにくくなっている。
しかし手術をすると数ミリは傷跡が付いてしまう。
ヒアルロン酸注射は、見た目を気にする人でも安心して受けられるだろう。

④施術当日から普段の生活に戻れる

美容外科の施術などは様々あるが、施術後にダウンタイムが必要なケースもある。
当日中は入浴できなかったり、しばらくは安静にしないといけないことも珍しくはない。
一方、ヒアルロン酸注射は施術後すぐに日常生活を送れるのが特徴だ。
ダウンタイムを気にする必要はないし、当日入浴しても心配はない。
日帰りできることもメリットといえるだろう。

ヒアルロン酸注射を行うメリットは意外と多い。
目のくぼみを改善したいなら、一度検討してみるのも良いだろう。

ただしヒアルロン酸注射ならではのデメリットもある。
以下の欠点をネックに感じた人は、他の方法を選ぶべきだろう。

①持続時間が短め

ヒアルロン酸注射は持続時間の短さがネックになっている。
一般的な施術方法だと、およそ2~3ヶ月ほどで効果が失われてしまうのだ。
ヒアルロン酸は親和性が高く、数ヶ月ほどで肌に吸収されてしまうことが理由だ。

今後も効果を持続させるのであれば、数ヶ月に1回は施術を受けないといけない。
これでは何のために注射を打つのか分からなくなるだろう。

②高額な費用がかかる

しかし、ヒアルロン酸は費用が高額になることもデメリットだ。
ヒアルロン酸注射の効果は高いが、コストパフォーマンスは非常に悪い。
クリニックによって異なるが、1回あたり4~5万円ほどの施術費用がかかる。
2~3ヶ月に1回注射すれば、年間16~20万円程度の費用がかかってしまうのだ。
より安く済むクリニックも中にはあるが、最低でも10万円ほどの出費は覚悟しておこう。

③まれに感染症が起こる可能性もある

ヒアルロン酸注射は安全性が非常に高いとされるが、ごくまれに感染症が起こるおそれがある。
純粋なヒアルロン酸のみを用いた注射なら問題ないが、コスト削減のため何らかの添加物を混ぜたり、使い回しを行っているクリニックも中には存在する。
こうしたクリニックで施術を受けた場合、感染症になることがあるのだ。
めったなことでは起こらないが、可能性も捨てきれないので気をつけよう。
もしヒアルロン酸注射を希望する場合、クリニックの評判や信頼性は入念に調べることをおすすめする。

④注射する際に痛みがある

ヒアルロン酸注射では細い針を用いるクリニックも多いが、少なからず傷みを伴ってしまう。
人によってはほとんど傷みがないが、逆に激痛を感じるかもしれない。
そのため、傷みを伴うことは覚悟して施術を受けるべきだろう。
なおクリニックによっては皮膚表面に塗る麻酔を施している。
もし気になる人は、施術方法について詳しく確認するか、相談してみるのも良いだろう。

 

このように、ヒアルロン酸注射には様々なメリットとデメリットがある。
もし目のくぼみにヒアルロン酸注射を用いる場合、これらを秤にかけて検討すべきだろう。
ただし手軽ではないため、ハードルがやや高い手段といえるだろう。

より手軽にケアしたい、改善したいと考えている人も多いと思うが、もし当てはまるなら一度アイクリームを試してみるべきだ。
アイクリームは様々な製品が販売されており、中には目のくぼみをケアできるものもある。
しかし、通常のクリームでは意味がないため、必ずコラーゲンやヒアルロン酸も配合されている製品を選ぼう

なお、アイクリームは一本数千円ほどで購入できる。
ヒアルロン酸注射よりも安く済むため、費用を抑えつつ対策したい人にもおすすめだ。

まとめ

ヒアルロン酸は美容を気にする人にとって欠かせない物質だ。
肌の保水力や潤いと深く関係しているため、少しでも多くキープしておきたいところだろう。

だが、ヒアルロン酸は年齢とともに失われ、目のくぼみの原因となることもある。
現在は注射する手段もあるが、メリット・デメリットを考慮して施術を決めて欲しい。
心配ならリスクが少なく、手軽にケアできるアイクリームを使ったほうが良いだろう。

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