目のくぼみの「原因」を徹底解明。知られざる10の原因

目のくぼみが気になりだしたら、誰だっていろいろなケアをしたくなるだろう。しかし、ちょっと待って欲しい。

 

自分の目のくぼみの「原因」を、あなたは把握しているだろうか。目のくぼみといっても、その原因は人それぞれ。自分の原因を把握せずして、改善は望めないといっても過言ではない。

 

目が窪んでしまう原因とはいったい?

目のくぼみの原因は本当に多岐にわたる。一つずつ、自分の目のくぼみと照らし合わせながら確認して欲しい。

 

(1)コラーゲンの減少

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コラーゲン」が年齢とともに減少するという話は、きっと聞いたことがあるだろう。コラーゲンは、皮膚はもちろんのこと、体のいたるところに存在している重要な成分だ。

 

「コラーゲン」を、漠然と美肌成分のように捉えている人が多いかもしれないが、体に存在するタンパク質の1/3を占める。皮膚だけではなく、膝などの関節や、骨にも存在している。

 

そしてこのコラーゲンは、肌のハリや弾力をキープしている成分でもある。コラーゲンの束は肌にネット状に張り巡らされていて、皮下脂肪や皮膚の水分などを含んだ皮膚組織を、下に垂れたり凹んだりしないように支えている

 

もちろん、まぶたにとってもコラーゲンは鍵を握っている。まぶたのコラーゲンが減れば減るほど、まぶたのハリ感やふっくら感を維持できなくなり、目のくぼみとなって現れてしまうのだ。

 

では、なぜコラーゲンは減少してしまうのか。コラーゲン減少の最も大きな理由は「加齢」であるといわれている。体内に存在するコラーゲンの量は20~25歳をピークに、その後減っていくことは分かっている。40代では20代の頃の1/2、60代では1/3にまで減るのだ。

 

つまり、単純計算で考えると、40代になるとまぶたの膨らみは20代の頃の半分になるということだ。

 

コラーゲンの減少を防ぐためには、できるだけ経口摂取するようにした方が良い。コラーゲンは手羽先、鶏皮、牛すじ、魚の皮などに豊富に含まれている。場合によっては、コラーゲンのサプリメントを飲むことも検討しよう。

 

(2)皮下脂肪の減少

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コラーゲンは皮膚の組織をネットのように支えていると書いたが、「支える中身」が痩せ細った場合にも、目のくぼみとなって現れる。

 

その支える中身の最たるものが「皮下脂肪」だ。お腹やお尻につく皮下脂肪は女性の大敵かもしれないが、まぶたの皮下脂肪は若さを演出してくれる重要なもの。

 

加齢で体が痩せたり、無理なダイエットでゲッソリしたりすると同時に、まぶたの皮下脂肪が消えてしまうと、それは目のくぼみの原因となる。

 

実際に、美容外科で目のくぼみを整形する場合は、任意の場所から皮下脂肪を採取して、まぶたの奥に注入するのだ。

 

「整形なんてしないでまぶたの部分だけ、皮下脂肪を復活させたい」「落とすのはお腹の皮下脂肪だけにしたい」と願っても、なかなか「部分太り」「部分痩せ」は難しいもの。

 

皮下脂肪が不足している場合は、3kg程度太ってみるのが一番良い。太ってみても改善が全く見られない場合は、原因は皮下脂肪の減少ではない可能性が高い。急いで太った体重を元に戻そう。

 

(3)眼精疲労

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スマホを使う時間が長く、仕事でパソコンをよく使い、朝よりも夕方になると目のくぼみがひどくなっている人。このタイプの人は、眼精疲労(疲れ目)が原因であることが多い。

 

眼精疲労は、目のくぼみを進行させてしまう。目が疲れると同時に、まぶた周辺の筋肉も疲れる。筋肉が疲れると、まぶたを支えることができなくなり、目のくぼみが進行してしまうのだ。

 

さらに、眼精疲労があると、そのダメージをかばおうとして、無意識のうちに目の動きがおかしくなる。その期間が長くなればなるほど進行しやすいのだ。

 

なお、他の症状として、かすみ目乾き目目の充血ぼやけなどがある場合は、注意が必要だ。かなり眼精疲労が進行しているか、他の目の疾患が隠れている場合もある。

 

長期間にわたって、なんとなく目薬でお茶を濁してきた人は、一度眼科を受診して検査を受けた方が良いだろう。表面的に見えている部分よりも、もっと深刻な要因があるのであれば、早期発見して早く治療をして治してしまおう。それが、目のくぼみの改善につながることも大いにある。

 

(4)コンタクトレンズ

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このサイトでも何度か書いているが、「ハードコンタクトレンズ」は、目のくぼみの原因となることが分かっている。

 

ハードコンタクトレンズは、常にまぶたの裏に擦れて刺激する。この刺激が何年も積み重なることで、まぶたの裏に存在する「瞼板(けんばん)」という軟骨がゆるんでしまう。

 

瞼板は、まぶたを開くときに使う筋肉とつながっている。つまり、瞼板がゆるむとまぶたが開きにくくなる。

 

このまぶたが開きづらくなった状態を「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という。眼瞼下垂は、目のくぼみをかなり進行させる原因となる。まぶたが開かずに半開きの状態になるので、どうしてもくぼみが目立ってくる。

 

くぼみを気にしている人でハードコンタクトレンズを使用している人は、今すぐ、ハードコンタクトレンズを卒業することを検討して欲しい。ハードコンタクトレンズを外す動作も目のくぼみの原因と言われているので、やさしく外すように努力することはできるだろうが、根本的な原因は、ハードコンタクトレンズを装着しているときのまぶたの裏への刺激にある。

 

これは、どんなに注意してハードコンタクトレンズを使っていても避けられないものだ。

 

目のくぼみにやさしい視力矯正法としては、メガネとレーシックが挙げられる。ソフトコンタクトレンズは、直接的な原因にはならないものの、間違った使用法で目の炎症を繰り返したりすると眼瞼下垂の原因となることがあるので、注意して欲しい。

 

(5)スマホ

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スマホは、目の疲れを助長する上に、猫背でうつむき続ける姿勢が、拍車をかける。「スマホくぼみ」ともいえる目のくぼみに悩まされている人が増えているのはそのためだ。

 

目のくぼみを悪化させないためには、できるだけ下を向かない方が良い。オフィスワークでパソコンを長時間使っている人は、目線が下がりすぎないように注意しよう。デスクが低い場合は、モニターを台の上に置くなどして、目線の調整が必要だ。

 

また、ここだけの話、スマホによる姿勢の悪さで、顔のたるみやバストの下垂までも引き起こしている女性が増えているという。目のくぼみだけならまだしも、体のさまざまなところに美とは逆行する症状が出てしまうスマホの使い過ぎは、本当に注意が必要だ。

 

そうは言っても、明日からスマホを使わないというわけにもいかないだろう。コツは、スマホと目の距離を離すこと。私たちは無意識にスマホを使用すると、15~20cmの至近距離で使っている。

 

しかし専門家によれば、「50cm」は空けるべきだそうだ。ものさしを持って測ってみて欲しいのだが、50cmというのはかなりの距離で、スマホを使う上では現実的ではない。せめて40cm程度は離して使うように心掛けよう。

 

(6)食生活の乱れ

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食生活が乱れたときにも、目のくぼみは悪化していく。特に、栄養バランスを考えた食生活ができておらず、「血液循環」に支障を来したときが顕著だ。

 

血液がしっかりまぶたにめぐることは絶対に外せない。なぜなら、血液中には、コラーゲンの原料となるタンパク質や、皮下脂肪の原料となる脂質や、皮膚が再生するために必要な酸素が詰まっているから。

 

いやいや、毎日お腹いっぱい食べてるから!」という人こそ要注意。

 

最近は、「新型栄養失調」という栄養失調が増えているという。これは、カロリーは足りているのに栄養が足りていないことが原因で起きる症状だ。体にとって必要なビタミン、ミネラル、タンパク質が不足していると、いくらカロリーを摂っていても栄養失調に陥ってしまう。

 

そして、栄養失調に陥ると最初に落ちくぼみ出すのがまぶたといえる。まぶたの皮膚は体中の皮膚の中で最も薄いので、体内の変化がすぐに現れやすいのだ。

 

飲み会、外食続きで目のくぼみが悪化してきたときは、とにかく栄養をしっかり摂るように心掛けて欲しい。一汁三菜を基本とした和食がベストだが、なかなか自炊は難しいという場合は、マルチミネラル・ビタミンのサプリメントを上手に取り入れよう。

 

さらに、皮膚の原料となるのはタンパク質だから、肉・魚・大豆のタンパク質を充分に確保することが必要だ。これもどうしても無理なら、プロテインに頼ろう。

 

 

(7)ホルモンバランスの乱れ

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女性だったら毎月の生理やら、更年期やら、女性ホルモンのバランスに敏感だと思う。このホルモンバランスが乱れると、これも目のくぼみの原因となる。

 

女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つがあるが、肌の再生を促して、くぼみのない美しい肌を作り出してくれるのは、「エストロゲン」の役割だ。そのため、エストロゲンが減ると、その分、目のくぼみも出やすくなる。

 

ところで、ご存じの通り私は男性だが、男性の私にも、女性ホルモンの「エストロゲン」はある。生理の周期をコントロールしたりする女性ホルモンがなぜ男性の体に!?と思ったが、実は女性ホルモンの働きはそれだけではない。

 

肌や髪を健康に保ったり、コレステロール値の上昇を抑えたり、食欲を抑えたり……とその働きは多岐にわたる。

 

なんせ、肌に密接に関わるのが「エストロゲン」。女性だけでなく男性も、女性ホルモンを意識した方が良いのだ。

 

ではエストロゲンを増やすためにはどうすれば良いのか?というと、実はとても良い食材が一つある。それは「大豆」だ。

 

大豆には「大豆イソフラボン」という成分が含まれているのだが、この成分、なんとエストロゲンと構造が酷似している。だから、体内でエストロゲンと同じ働きをしてくれるのだ。

 

豆乳、豆腐、納豆など、毎日大豆を食べるようにしよう。くぼんだまぶたが、徐々に回復してくるはずだ。

 

(8)睡眠不足

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生活習慣上の原因として、最も多いのは睡眠不足だろう。単純に、起きていて目を開けている時間が長くなればなるほど、まぶたは休む暇がなくなる。絶えず目を動かしたり瞬きをしたり、ずっと働き続けなければならないのだ。

 

働く時間が長ければ長いほど、老化のスピードも速くなる。睡眠不足の人とそうではない人では、「目の周辺」の美しさに、大きな差が出てくるそうだ。

 

また、皮膚を再生や育成を促進するためには「成長ホルモン」が必要だ。もしも成長ホルモンが分泌されなくなったら、皮膚は乾燥し、薄くなる。つまり、まぶたの皮膚が厚みをなくし、薄くなっているのは、成長ホルモンの分泌不足の可能性が大いにある。

 

この成長ホルモン、いつ分泌されるのか?実は、成長ホルモンが分泌されるのは「深い眠りについているとき」だ。早く長時間寝ることは、まぶたを休ませるという意味で有効だが、成長ホルモンを分泌させるためには、さらに「眠りの深さ」が鍵となる。

 

だから、まぶたのケアするためには、「早く長く深く眠る」ことを心掛けて欲しい。しかも、睡眠不足は前述のホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れの原因にもなる。質の良い睡眠を取ることは、まぶたのケアに多角的につながっているのだ。

 

(9)筋肉不足

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女性には筋肉不足の人が多い。筋肉不足は、目のくぼみの直接的な原因となる。目の周りをぐるりとドーナツ状に囲んでいる「眼輪筋」という筋肉があるのだが、この眼輪筋が衰えると、目のくぼみが一気に悪化してしまう。

 

それだけでなく、眼輪筋は目の下のたるみや目尻のシワともも密接な関係にある。自分が年齢よりも若く見えるかどうかは、眼輪筋の状態によるといっても良いくらいだ。

 

眼輪筋がしっかり働いている人は、目の周りの皮膚にもハリと弾力があって、ピンと張っている。

 

一方、眼輪筋が衰えてくると、なんだか眠そうな表情になる。ぼんやりと締まりのない顔になって、「はつらつさ」とか「イキイキ感」が薄れていく。

 

加齢によって目もとの印象が変わっていくことに焦ると、多くの女性は化粧でごまかそうとするようだ。若い頃は使わなかったハッキリしたアイラインを引いたり、テープのようなものでまぶたを貼り付けたりする方法まであるらしい。

 

しかし、それでは根本的な解決には程遠い。原因は「眼輪筋」にあるのだから、眼輪筋を鍛えることが目のくぼみの解決につながる。

 

眼輪筋の鍛え方にはいくつかの方法があるが、一つ効果的なエクササイズを紹介しよう。

 

眼輪筋を鍛えるトレーニング

 

①目を大きく見開いたまま、眼球だけできるだけ大きく円を描くように動かす。右回り・左回りそれぞれ3回ずつ行う。

②目をできるだけ大きく見開き5秒間静止する。次に、ギュッと力を入れて目を閉じ5秒間静止する。これをそれぞれ3回ずつ行う。

③まぶしいときのように目を細めた状態で20秒キープする。

④目を大きく見開いたまま、寄り目をする。その状態で10秒キープする。

 

このトレーニングを行うことで、普段の生活でしっかり使い切れておらず退化が著しい眼輪筋の隅々まで鍛えることができる。一日に数回、気付いたときに行おう。

 

なお、トレーニングを行うときには、額にシワを寄せないことと、目尻にシワを寄せないことを意識して行おう。額や目尻にシワが寄ってしまうのは、眼輪筋の力を使って動かせていないから。それではトレーニングの効果が得られない。

 

普段から額にシワができやすい人も、眼輪筋を使わずに生活している証拠。シワを寄せずに眼輪筋を使って表情を作るように意識してみよう。

 

(10)皮膚のうるおい不足

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皮膚のうるおい不足も、目のくぼみの原因となる。

 

皮膚にはバリア機能といって、外部の刺激から皮膚を守り、かつ皮膚内の水分が蒸発しないように防御する機能がある。この機能が衰えていると、どんなに体内に水分があったとしても、どんどん皮膚から蒸発してしまうので、皮膚は乾いた状態になってしまう

 

乾いた皮膚というのは、弾力や柔軟性に欠けるので、凹んだりシワになったりしやすい。目のくぼみに、ピッとライン上のシワのようなものが入っている場合、皮膚のうるおい不足に陥っている可能性が高いだろう。

 

この状態の肌をケアするためには、まずはバリア機能を高める食材を摂って欲しい。ビタミン類全般が重要だが、特に「ビタミンA」「ビタミンB2」「ビタミンB6」の3種類は必ず摂ろう。

 

ビタミンA

皮膚や粘膜を保護して免疫機能を高める成分。ビタミンAが不足すると、肌がうるおいを保てなくなり、カサカサとした乾燥が進んで肌が硬くなっていく。

<多く含まれる食品>アナゴ、卵の卵黄、ニンジン、カボチャ

 

ビタミンB2

肌細胞の再生を促す成分。ビタミンB2が不足すると、肌組織が未熟な状態になってうるおいを維持できなくなる。

<多く含まれる食品>ウナギ、イクラ、納豆、マイタケ

 

ビタミンB6

NMF(天然保湿因子)という肌のうるおいの元となる成分。タンパク質を肌に変換するときにも必要な成分で、ビタミンB6が不足すると肌の老化が一気に進む。

<多く含まれる食品>ニンニク、レバー、マグロ、カツオ、ピスタチオ

 

 

目のくぼみと同時に、肌の乾燥や敏感肌に悩まされているタイプの人は、特にビタミンA・ビタミンB2・ビタミンB6の摂取を心掛けて欲しい。

 

原因さえ分かれば目のくぼみを解消したも同然

なかなか治すのが難しいと言われる目のくぼみだが、それは原因を把握せずに解決方法ばかりを求めているからだ。

 

私の目のくぼみの原因はコレだ!」という原因さえ見つかれば後は早い。

 

アイクリームを塗ったり、食生活を改めたり、睡眠時間を増やしたり、できることは山ほどあるだろう。ぜひ、早速今日から、正しい目のくぼみのケアを始めていただけたらと思う。

目のくぼみはアイクリームで解消するのか?実際に使ってみた驚きの結果

目にくぼみがあると

 

・とても疲れて見られる

・10歳は老けて見られる

 

最初は気にしていなかったが、周りの人に本気で大丈夫?最近疲れてる?と心配される事が多くなり、これは本格的に目のくぼみをなんとかしないといけないと感じるようになった。

 

同じような経験がある人は、こんな自分が実際に試してみたアイケアの方法とその効果を次のページで是非チェックしてみて欲しい。

 

何をしても治らなかった目のくぼみが2週間で解消した僕の体験談

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