まぶたのくぼみは顔の印象を大きく左右するので、なんとかして解消したいと感じる人も多いだろう。まぶたのくぼみの原因は様々であるが目や目の周辺の疲れにより発生していることも、少なくない。また、顔の筋肉が凝り固まってしまい、血行が悪くなっている為にくぼみが発生していることもあるようだ。
そんなときは目の周辺のマッサージが効果的だが、その際、ぜひツボ押しも取り入れていただきたい。ツボには多くの効果があり、目の疲れを解消してくれたり、くぼみそのものに効くものなど、多くのツボが存在する。手軽に挑戦できるので、気が向いた時にぜひ試していただきたい。簡単に押せるまぶたぼくぼみに効果があるツボを、ご紹介していこう。
目の下のクマを解消するツボ…印堂(いんどう)
印堂というツボがある場所は、眉毛と眉毛の間の部分である。少し強めに押すと、気持ち程度の傷みを感じるはずだ。この印堂には目の下のクマを解消する効果があり、目元をスッキリと見せてくれる効果がある。
まぶたのくぼみに直接的に効果があるわけではないが、目の下のクマは、まぶたのくぼみを余計に悪化させて見せてしまう。目の周辺の血行を促進する効果もあるので、肌色が良くなりくぼみによる肌のくすみも解消される。
目やまぶたのたるみを防ぎ、弾力をアップさせるツボ…攅竹(さんちく)
攅竹は、眉毛の内側に位置する、少しくぼんだ箇所になる。押すと少々痛みを感じ、目が疲れている人は特に痛みを感じやすい。攅竹にはまぶたのたるみを解消し、下がってしまったまぶたにも効果的だ。また目の疲れにも効くようで、パソコン仕事をしている人にもおすすめのツボである。
目のくぼみはまぶたのたるみも関係しているので、目元の弾力をキープすることは非常に大切である。
疲れ目を解消し、目元をスッキリ見せてくれるツボ…太陽(たいよう)
こめかみと目尻の間にあるくぼみがあるのだが、ここが太陽というツボにある。分かりにくい人は、こめかみ部分を少しずつずらしながら指で押してみていただきたい。痛気持ちいと感じるくぼんだ箇所があるはずだ。
太陽は、主に目の疲れを解消してくれる効果がある。疲れ目に効果的で、車の運転中なんかにも最適だ。また視界をスッキリさせてくれるので、目元の印象も明るくなる。視界が明るく見えると瞳孔が開き、くぼみが気にならない目元に導てくれるのだ。
目の疲れはまぶたに影響しやすく、くぼみも発生しやすい。普段からツボ押しを意識し、疲れ目を防ぐことでまぶたのくぼみを予防したいところだ。
視力を回復させ、ストレスのない目元に導く…四白(しはく)
黒目の真下、ちょうどくぼみがある箇所が四白というツボ。こちらは視力を回復させるツボで、物を見る際のストレスを軽減してくれます。特にメガネやコンタクトレンズを使用している人には最適で、視力が低い人ならではの疲れ目を解消できる。
視力とまぶたのくぼみは一見関係なさそうだが、視力が悪いと目は想像以上に疲れているものだ。メガネやコンタクトレンズも疲れ目の原因になるので、少しでも視力を回復させることは大切なことである。視力の低下による疲れ目が、まぶたのくぼみを引き起こしていることも少なくない。
まぶたや目の周辺の老廃物を除去し、血行をよくするツボ…晴明(せいめい)
まぶたにくぼみができる際、目の周辺には老廃物が溜まっていることが多い。血行やリンパの流れが悪くなっていることも多いので、これを解消するとまぶたのくぼみには非常に効果的である。
目の周辺の老廃物を除去するツボは清明と言い、目頭のくぼみに位置する。疲れたときに、目頭をつまむようにマッサージする人も少なくないのではないだろうか。この周辺には老廃物が溜まっているので、ツボ押しと老廃物を流す意味でも、時々揉み解して目の周辺にある不要物を除去したい。
老廃物はまぶたのくぼみにも繋がり、またくぼみを定着させてしまう作用もある。極力老廃物は溜めないようにし、血行も良い目元を心がけたいものだ。
ツボ押しは、無理しない程度に、気持ちいくらいの強さで。
ツボ押しをする際に注意点として、強く押しすぎないということが挙げれれる。ツボは強く押せばいいというものではなく、気持ちいくらいの強さで、無理のない範囲で行うのが基本である。あまりにも強く押しすぎると、内出血や頭痛を引き起こす可能性も。気付いたときに無理なく続けるのが理想だ。
アイクリームを取り入れて、より効果的なツボ押しを
ツボ押しをする際には、ぜひまぶたのくぼみに効くアイクリームを使用していただきたい。皮膚の滑りがよくなるので、お肌に無理な力を与えずスムーズにツボを押すことができる。
また、アイクリームには目のくぼみに効果的な栄養分もあり、保湿も同時に行えるので一石二鳥だ。毎日寝る前のお手入れとして取り入れれば、自然とツボ押しも行える。アイクリームを賢く取り入れて、まぶたのくぼみに効くツボ押しをより効果的に行ってみよう。