目のくぼみ治療で注目されるFGF注入とは?メリット・デメリットを解説

目のくぼみ改善で注目を集めるFGF注入とは

目のくぼみを改善する方法はさまざまだが、即効性を求める人に向いているのがヒアルロン酸や脂肪の注入だ。
美容外科や美容皮膚科で施術を受けられるが、費用が高いし、効果・持続性にも少々問題がある。

そんな中、近年注目を集めているのがFGF注入だ。
初めて耳にする人が多いと思うが、目のくぼみを改善する手段として関心が高まっている。

FGFは線維芽細胞増殖因子とも呼ばれる。
どこか恐ろしそうな響きだが、成長因子という種類のタンパク質だ。
タンパク質は私達の身体を構成する物質の一つで、成長因子は細胞を修復する働きを持っている。
線維芽細胞増殖因子は、皮膚のヒアルロン酸やコラーゲンの産生に関わっており、肌を健やかに保つ役割を担っているのだ。

FGF注入は、この線維芽細胞増殖因子を目元へ注入し、コラーゲンなどの産生を促すことを目的としている。
そして目のくぼみを改善し、若い頃のような、ふっくらした目元になれるかもしれないのだ。

注目を集めるFGF注入だが、メリットが多い一方、デメリットもいくつかある。
施術を受けるかどうかは、慎重に判断したほうがいいだろう。

FGF注入のメリット・デメリット

FGF注入は、持続時間の長さや施術時間の短さが大きなメリットといえる。
一方、効果が出るまでに時間がかかるなど、ヒアルロン酸・脂肪注入とは異なるデメリットがある。
目のくぼみを改善する方法は他にもあるので、メリット・デメリットを考慮して施術の可否を決めよう。

・持続期間が長い

FGF注入のメリットは、持続期間が長い点にある。
一概には言えないが、コラーゲンなどが産生されれば数年間は効果が持続するとされている。

ポピュラーなヒアルロン酸注入は、数ヶ月・1年も経つと効果がなくなってしまう。
脂肪注入は持続期間が長いものの、定着率の低さが問題になっている。
いずれにせよ、長期的に注入を続けなければいけないだろう。

FGF注入は、ヒアルロン酸と脂肪注入のメリットを合わせた手段といえる。
少しでも持続期間の長さを重視するなら、FGF注入を候補にしてもいいだろう。

ただし、FGF注入も幾度か施術を受ける必要がある。
人によっては1回で済むが、2・3回は必要と考えておいたほうがいいだろう。

・施術時間が短くて済む

施術時間の短さもメリットである。
施術を受けるクリニックにもよるが、FGF注入の施術時間は5分・10分程度だ。
病院で診察を受ける場合とほぼ変わらないだろう。

なお、ヒアルロン酸注入は1回あたり20分・30分ほどで、FGFより若干施術時間が長い傾向がある。
脂肪注入はより長い時間が必要で、1回あたり2時間程度はかかると考えたほうがよい。
FGF注入なら、あまり時間が取れない、忙しいという人でも、気軽に施術を受けられるのではないだろうか。

・コストパフォーマンスがよい

コストパフォーマンスのよさもFGF注入のメリットだ。
費用はクリニックによるが、1回あたり4・5万円ほどで施術を受けられる。

ヒアルロン酸注入も費用は同等だが、数ヶ月に1度は施術を受けなくてはならない。
年に2回程度は必要なので、トータルでは高くつくし、コスパがよいとは言えないだろう。

脂肪注入に関しては、1回あたり10万円超えも珍しくない。
持続期間は長いものの、施術費用が高いため、気になってしまう人は多いだろう。
トータルではヒアルロン酸と同等の費用がかかる可能性がある。

・ダウンタイムがほとんどない

FGF注入は、ダウンタイムがほとんどないのもメリットだ。
ほとんどのケースでは、一時的に内出血が起こるものの、短期間で収まることが多いとされる。
ダウンタイムが気になって何週間も出歩けない、という心配は無用だろう。

ヒアルロン酸注入もダウンタイムはほぼないが、脂肪注入はかなり長い。
状態にもよるが、脂肪注入後2・3週間程度はダウンタイムが必要になってしまう。
これを許容できる人は決して多くないだろう。

・効果が出るまでに時間を要する

一方、FGF注入最大のデメリットとも言えるのが効果だ。
FGF注入は、あくまで成長因子を注入する手段であり、ヒアルロン酸やコラーゲンが産生されるのを待つしかない。
人によるが、効果が実感できるまで1ヶ月以上はかかってしまうだろう。

ヒアルロン酸・脂肪注入は、いずれも施術を受けた直後から効果が現れる。
施術後はすぐに目元がふっくらするので、即効性を求める人には適した手段と言えよう。

FGF注入は、効果が出るまで焦らず待ちたい人向きである。
ただ、目のくぼみをゆっくり改善したいなら、他にも手段があることを心に留めておいてほしい。

・少なからず副作用やリスクがある

ダウンタイムがほとんどないFGF注入だが、副作用やリスクがゼロではない。
ほとんどの人は内出血で済むものの、目元が腫れたり、充血したりする可能性がある。

また、両目元を施術した場合、左右で効果に違いが生じるリスクも潜んでいる。
例えば、右目は目元がふっくらしているのに、左目はくぼんだまま…というケースもありえるのだ。

ヒアルロン酸や脂肪注入も左右で仕上がりが異なる場合がある。
だが、注入後から効果が出始めるので、違和感があってもすぐに気づくだろう。

・アイクリームも検討してみては

FGF注入は効果が出るまでに時間がかかるが、それならアイクリームも検討してはいかがだろうか。
アイクリームは、ヒアルロン酸や脂肪注入のように即効性がない反面、じっくりケアしたいならおすすめの方法だ。

FGF注入と比べ、アイクリームは副作用などのリスクも低い。
事前にパッチテストで安全性を確認できるので、使用後の肌トラブルも予防することが可能だ。

また、FGF注入のようなダウンタイムはいっさいない。
クリームを塗ったら終わりなので、内出血などを気にせずに済むのもメリットだ。

・アイクリームなら気軽にケアできる

アイクリームのメリットは、気軽にケアできることにある。
ほとんどの商品は、1日1・2回、目のくぼみが気になる部分に塗るだけでケアできてしまう。
毎日続ける必要はあるが、1回あたりのケア時間は2・3分で済むので、習慣化しやすいだろう。
持ち運びもできるため、外出先でケアすることも可能だ。

FGF注入もヒアルロン酸注入などより手軽だが、クリニックまで足を運ぶ必要がある。
検査やカウンセリングも受けないといけないので、アイクリームほど手軽とは言えないだろう。

・コスパも良好

アイクリームはコスパも良好だ。
30日分を数千円ほどで買えるため、場合によってはFGF注入よりも出費を少なくできる可能性がある。
少しでも費用を抑えたいのであれば、アイクリームで目のくぼみをケアすることをおすすめしたい。

また、アイクリームをまとめて購入した際に割引されたり、定期コースを用意していたりする商品も多い。
通常価格より1割程度安く買える場合もあるので、うまく活用すれば出費をさらに抑えられるだろう。

ただし、定期コースは解約条件を設定していることもある。
もし契約するのであれば、しっかりと条件を確認したうえで判断してもらいたい。

まとめ

目のくぼみを改善する場合、ヒアルロン酸や脂肪注入が定番の方法になっている。
だが、少しでもリスクを抑えたいなら、FGF注入を候補に入れてみてはいかがだろうか。
FGF注入は施術費用も安いので、コスパ重視の人にも適している。

目のくぼみケアに手軽さを求めるなら、アイクリームがおすすめだ。
アイクリームならいつでもケアできるし、出費も毎月わずか数千円で済む。
自宅でケアしたいなら、ぜひ購入を検討してもらいたい。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*