「まぶた」には、男も女も、いろいろな思いを抱えている。
実は、「二重プチ整形」をしている女性は多いと聞くし、男性でも、雑誌の裏表紙に二重まぶた整形の広告が出ていたりする。
しかし、簡単にプチ整形で何とかするわけにもいかないのが、「まぶたの痩せ」だ。
まぶたが痩せるとはどういうことか?
「自分のまぶたは、痩せてしまったのだろうか?」
「まぶたが痩せるって、どういうこと?」
と、疑問に思っている人も、いるかもしれない。
「まぶたが痩せる」とは、その通り、まぶたの厚みが薄くなって、ペラペラになってしまうことだ。
まぶたは、ある程度の厚みがあった方が、顔が魅力的に映る。
しかし、まぶたは年々、加齢とともに薄くなっていく。薄くなると、簡単に言えば、おじいさん・おばあさんのような顔つきになる。
それが、「まぶたが痩せる」ということだ。
まぶたは痩せると、今までの位置をキープできなくなり、痩せて空いたスペースの部分に落ちくぼんでいく。
だから、年を取ったような顔になってしまうのだ。
ダイエット後に人相が変わってしまったら要注意
年齢とともに、年相応の顔になるのは、ある程度、仕方ないことだ。
しかし、「ダイエット」をきっかけとして、急速にまぶたが痩せて人相が変わってしまう人がいる。
というのも、人は痩せるとき、よく動かしている場所から痩せる傾向にある。
起きている間、四六時中「まばたき」という運動を繰り返しているまぶたは、真っ先に痩せてしまうケースが多いのだ。
「体が痩せる前に、まぶただけ痩せて、顔だけが老けてしまった」なんて最悪なケースもあるらしい。
ダイエットを始めて、まだ体重的には全然痩せていないのに、周囲の人に、
「大丈夫?ダイエットがんばりすぎじゃない?」
「無理しない方がいいよ。もっと食べなよ」
なんて言われてしまう人は、このケースに陥っている可能性が高い。
「目は口ほどにものを言う」という言葉があるけれど、目元はちょっと何かが変わっただけで、印象に大きな変化を与える。
だから、まぶたが痩せると、周囲の人に「違和感」となって気付かれやすいのだ。
まぶたが痩せた顔は魅力的に映らない
まぶたの厚みがパンパンで、腫れぼったい目は魅力的ではないけれど、かといって、痩せたまぶたが魅力的かというと、そうとはいえない。
まぶたが痩せれば痩せるほど、印象は「年を重ねた」ようになっていく。
痩せたまぶたは、いわば、老化現象の代表ともいえるもので、魅力が半減してしまう。
体は痩せてもまぶたは痩せないためのダイエット方法
しかし、まぶたを痩せるのは嫌でも、体はダイエットしたいという人は、たくさんいるはず。
そこで、体は痩せてもまぶたは痩せないためのコツを、お伝えしておこう。
食事量を減らしても水分量は減らさない
ダイエットとなると、「体重計の数字」にこだわる人が、女性には特に多い。
体重計の数字を減らしたいがために、水分まで控えて、体重計に乗っては一喜一憂している(昔付き合っていた彼女が、まさにこのタイプだった…)。
しかし、水分を控えると代謝は悪くなるし、水を飲めばすぐ戻るし、ダイエットにとって何も良いことはない。
そして、最悪なことに、水分不足になればなるほど、まぶたの水分が失われ、シワシワになって痩せてしまう。
まさに、「枯れて」しまうのだ。
カロリーのない水は、いくら飲んでも絶対に太らないので、十分に水を飲みながらダイエットに励むことをおすすめする。
肌の素となるタンパク質はしっかり食べる
まぶたが痩せるのは、脂肪とともに、肌に必要な弾力まで失われるからだ。
この弾力を構成しているのは、「コラーゲン」や「エラスチン」と呼ばれる成分なのだそう。
そして、これらの素となる栄養素が、「タンパク質」だ。
ダイエットしたいからといって、「サラダだけ」「スムージーだけ」という食事に走る女性がいる(昔付き合っていた彼女が…以下略)。
タンパク質を摂らずにダイエットすると、非常に「しおれた」感じになるので、男としてはまったくおすすめできない。
女の人は、とにかく痩せればいいと考えている節があるけれど、露骨な話、男からしたらメリハリのある体やすべすべの肌、サラサラの髪の方が、よっぽど大事だ。
まして、まぶたが痩せて、顔が老けてしまったら、どんなに痩せたとしても、ガッカリしてしまう(もちろん、相手にそんなことは言わないが、内心“えっ…”と思う)。
彼氏や旦那をガッカリさせないために、どうかタンパク質はしっかり摂って欲しい(男の切なる願い)。
カットするなら炭水化物
タンパク質を食べながらどうやって痩せれば良いの?と思うかもしれない。
カットすべきは、タンパク質ではなく「炭水化物」。
まぶたを痩せさせずに、ダイエットも成功させるために、一番効果的な方法は「糖質制限」だ。
米・パン・パスタ・ラーメン・うどんなどの炭水化物をカットする。
炭水化物をカットすると、体重の減りも早くなるので、ダイエット方法としてもおすすめだ。
「糖質制限」と聞くと、「自分には絶対ムリ!!」という人がいる。
しかし、つらいのは数日だけですぐに体が慣れたという人が多い。
痩せまぶたを改善するためと思って、取り組んでみよう。
すでに痩せてしまったまぶたを戻すケア方法
ここまで読んで、
「もうすでにまぶたが痩せてしまった……」
「手遅れになってしまった、どうしよう!」
という人がいたとしても、諦める必要はない。
すぐに、まぶたを戻すケアを始めればOK。
今すぐに始めれば、十分に復活させられる可能性はあるので、ぜひ諦めないで取り組むべき。
ただし、注意して欲しいのが、ダイエットでまぶたが痩せた後に、慌てて体重を増やしても、脂肪が都合良くまぶたに付くことはない、ということ。
まぶたは痩せたまま、体がデブになるという、最悪なパターンもあり得る。
そこで重要なのが、「まぶただけ」に集中的に成分を送り込む部分ケアだ。
とにかく痩せたコラーゲン補給すること
痩せたまぶたの内側では、コラーゲン量が急速に減少している。
だから、とにかく痩せたコラーゲンを補給することが大切。
タンパク質をしっかり摂って、コラーゲンの原料を体に送り込むことが必要。
肉・魚・卵・豆腐など、とにかくタンパク質重視の食事にする。プロテインを飲んでもいい。
ただ、タンパク質を摂取しても、体内でコラーゲンへ合成されないと意味がない。
そこで、コラーゲンの合成を促進するビタミンC誘導体を、まぶたの部分に塗るようにすると良い。
注意点として、まぶたはとてもデリケートなので、まぶたに塗っても大丈夫な処方になっているアイクリームを選ぶこと。
高濃度のビタミンC美容液なども市販されているが、注意書きに「目の周りは避けてご使用ください」と書いてあることがあるので、要注意。
その点、アイクリームなら元々目の周りに塗るために作られているので、安心して使うことができる。
老化現象によるまぶたの痩せもこの方法である程度防げる
年を重ねる中で、「ダイエットなんかしてないのにまぶたが痩せた」というケースもあるだろう。
今回紹介した方法は、もちろんダイエットと関係なく、肌老化でまぶたが痩せてしまったケースにも、効果を発揮する。
できるだけ早く手当すれば、その分だけ、回復できる可能性が高くなるので、とにかく放置しないことをおすすめする。
しっかりケアを継続すれば、年齢より若く見られることだって可能だ。