まぶたのくぼみを気にする人は多くいる。目の周辺がどんよりとした印象になってしまい、第一印象さえ変えてしまうまぶたのくぼみは、なんとかしたいものだ。そんなまぶたのくぼみに痛みを感じることがある。見た目だけでなく、痛いという現象まで出てきてしまうのは要注意だ。まぶたのくぼみが痛いと感じている人は、すぐに理由を探り、対策を打ってほしい。
まぶたのくぼみが痛い…それはリンパが固まっているから。
身体には、リンパの流れというものがある。リンパとは、血液のように体内を循環し、私たちの体にとって非常に重要なものである。
リンパは体中のどこにでもあるが、集中して集まっている部分がある。例えば、わきの下、首筋、膝の裏、股関節など。こういった場所には血管も多く集中するが、たいていリンパも多く流れている。イメージとしては、血液と同じレベルでリンパも体内を巡っているのだ。
そんなリンパ、実は目の周辺にも多く集まる。そもそも顔には非常に細かい血管が巡っているのだが、同様にリンパも流れている。頬や額にもあるが、特に多いのが目の周辺だ。血管と同じように目の周辺にはリンパが流れ、様々な役割を果たしている。
そのため、リンパの流れが悪くなってしまうと、目の周辺はダイレクトに影響を受けるのである。もちろんわきの下や膝の裏など、リンパが集中している箇所は同様に悪影響を受けるのだが、目の周辺は常に露出している箇所であり、顔なのでまず目につく。傷みはこの、リンパの流れが悪くなっていることが主な原因なのだ。
リンパにはどんな働きがあるのか?
そもそも、リンパには一体どんな働きがあるのかご存じだろうか。
リンパは、体内の不要物を循環させて新しいものと交換する役割を果たしている。常に新鮮な空気を取り入れる呼吸のように、リンパによって体内の不要なものを外に出し、良い状態を保ってくれるのだ。
そのため、リンパがたまると様々な影響が出てしまう。例えば冷え性や、肩こり、頭痛、免疫の低下など。特に免疫の低下には注意をしたい。免疫が悪くなると、風邪をひきやすくなったり、体調をくずしやすく、ちょっとしたことで怪我に繋がったりもする。重い病気にかかってしまうのも、たいてい免疫力が低下しているときだ。それほど免疫は重要であり、そこにリンパの流れも大きく関わっている。
目の周辺のリンパが流れなくなると、同様に悪影響が発生してしまう。まぶたがくぼんでしまうのも、リンパの流れが悪くなっていることも原因のひとつだ。黒ずんだ目元やハリのない印象になり、不健康に見えてしまう。
傷みはリンパが固まっているからであり、まぶたのくぼみから更に深刻な状態だ。イメージでいうと、肩凝りのような印象である。肩が凝っていると荷物が乗っているかのように重く感じ、ズッシリとした疲れを感じないだろうか。まぶたも同様で、重みは感じなくとも、リンパが凝り固まってしまい、血液さえ流れにくくなってしまう。ここまでくると、早急に対策を打つのがおすすめである。
アイクリームでケア+マッサージを
まぶた周辺、目の周辺のリンパが流れなくなり凝り固まっている状態には、マッサージをするのが一番である。肩凝りを解消するように、まぶたや目の周辺もマッサージをしてリンパの流れをよくしよう。
よくリンパマッサージと聞くが、同じように目の周辺にも行いたい。リンパの流れに沿って行うのが一番であり、優しく目の周辺に円を描くようにほぐしてみよう。
その際、アイクリームで皮膚を滑らせるように行うと、つっぱらずにスムーズに行えるはずだ。何も付けない状態だと、肌の滑りが悪いためマッサージはしにくくなってしまう。まずは肌の滑りをよくし、リンパを流しやすい状態を作りたい。
更に、アイクリームにはまぶたのくぼみに有効な成分が多く含まれているものを選びたい。そうで目の周辺に塗るのなら、コラーゲンやビタミンCなどまぶたのくぼみに効く成分を肌に与えながらマッサージすると、一石二鳥である。まぶたのくぼみは栄養不足も大きく関係しているので、ダブルの効果でよりくぼみの解消が期待できるはずだ。
毎日お手入れの最後に、アイクリームを取り入れてみよう。まぶた周辺、目の下、目の上に少量ずつアイクリームを馴染ませ、リンパの流れに沿って指で優しくマッサージを開始。リンパの流れは、主に目の内側から眉に沿うような形で目の外側に。同様に、目の下も内側から外側に向かってゆっくりリンパを流そう。くぼみがある場合はクマになっていることも多いので、目の下のクマに沿ってマッサージするとより効果的である。気持ちい程度のマッサージを5分。これを毎日続ければ、リンパの流れも徐々に解消し、痛みも和らいでいくだろう。肩こりのマッサージのように根気よく続けることが大切だ。
まぶたのくぼみが痛いときには、アイクリームのマッサージで効果的に解消
まぶたのくぼみが痛い、そんな時にもアイクリームが役に立つ。マッサージしやすい上に、目の周辺に足りない栄養分を補給し、まぶたのくぼみと痛みを同時に解消しよう。毎日続けると、痛みの予防にも繋がるので、痛みが引いた後もぜひ試していただきたい。