目のくぼみの改善効果大?ヒアルロン酸と脂肪注入それぞれの利点・欠点

ヒアルロン酸を注入するメリットとデメリット

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目のくぼみを改善する方法はいくつもあるが、特に改善効果が大きいと言われているのがヒアルロン酸や脂肪の注入だ。
いずれも美容形成外科などで注入してもらえるが、この内ヒアルロン酸はポピュラーな方法だろう。
目の周りだけではなく、鼻や頬などに注入するケースも珍しくはない。

利用する人も多いヒアルロン酸注入だが、主に4つのメリットがある。

仕上がりが自然になる

まず挙げられるのが、仕上がりが自然という点だろう。
ヒアルロン酸を注入して間もない頃は形が少しでこぼこでも、肌へ少しずつ馴染んでいく。
まぶたを切開した時のような不自然さがなく、最終的に注入したこと自体分からなくなってしまうほどだ。
やはり見た目は重要なので、目立たず自然な仕上がりになる点は大きなメリットになるだろう。

アレルギーのリスクが低い

ヒアルロン酸は肌の表層付近に存在しており、保湿には欠かせない成分となっている。
化粧水やジェル、保湿クリームなど、幅広いスキンケア用品に含まれているのが特徴だ。
このため成分そのものは安全性が高く、注入後にアレルギー反応が起こる可能性がとても低い。
もちろん人によっては出てしまう危険はあるものの、決してリスクが高いわけではない。
安心して施術を受けられるだろう。

傷が残らない

まぶたを切開して目のくぼみを解消する方法もあるが、少なからず傷跡が残ってしまう。
だが、ヒアルロン酸注入は細い注射針を使うため、傷が残ってしまう心配がない。
後述する内出血などには注意を要するが、注射針を刺した後は数日もあれば消えてしまうだろう。
傷を残したくない、切開したくないという人にとって、ヒアルロン酸注入は検討の余地がある。

ダウンタイムがほとんどない

ダウンタイムをほとんど気にせずに済むのもヒアルロン酸注入のメリットだ。
基本的に施術後はすぐメイクができるし、日常生活に支障をきたすようなリスクもない。
なぜダウンタイムがないのかと、疑問が浮かぶかもしれないが、美容形成の他の施術とは違い、注射するだけなのが理由だ。
ほとんどの人が施術後すぐ通常どおりの生活を送れるのはメリットといえよう。

一方、ヒアルロン酸注入は3つのデメリットがある。
人によっては大きなリスクとなりうるので、クリニックで相談してから施術を判断するのもいいだろう。

効果の持続時間が短い

ヒアルロン酸注入で最大のデメリットが効果の持続時間だ。
体内にも存在するヒアルロン酸は徐々に肌へと吸収され、しばらく経つとなくなってしまう。
一概にはいえないが、注入から数ヶ月で再度注入が必要になるケースもある。
長くても1年ほど経つと全て吸収されるため、定期的にヒアルロン酸の注入をしないといけないのが欠点だ。
改善効果は人によるが、アイクリームなど他の手段も検討するべきだろう。

内出血したり腫れたりする場合がある

ヒアルロン酸を注入して少し経った後、目の周辺が内出血したり、腫れたりする人もいる。
特に多いトラブルは内出血だが、どの程度出血するかは人により異なる。
出血量が少なければほとんど目立たないし、場合によってはメイクでカバーすることも考えられる。
しかし、大きくなると目全体が内出血する可能性がある。
3~4週間もすれば内出血や腫れは引くが、それまでは注意して過ごす必要がある。

「チンダル現象」が起こる可能性も

チンダル現象とは、ヒアルロン酸を注入した箇所が青白く見えてしまう現象だ。
特に浅い部分へヒアルロン酸を注入した場合、肌からヒアルロン酸が透けて見えるため、チンダル現象が起こりやすくなる。
健康面への害はなく数週間ほどで見られなくなるが、顔色が悪く見えることも多い。
もし気になる人は、施術前にクリニックへ相談してみることをおすすめする。

目のくぼみに脂肪を注入するメリットとデメリット

ヒアルロン酸注入は目のくぼみを改善するポピュラーな方法だ。
しかし、何度も施術が必要なことから脂肪注入を選ぶ人もいる。

脂肪注入は自分の二の腕や腹部の脂肪を採取し、目のくぼんだ部分へ注入する方法だ。
こちらも目のくぼみ改善効果は高く、4つのメリットがある。

施術回数が少なくて済む

脂肪注入を選ぶメリットの一つが施術回数だ。
ヒアルロン酸注入は年1~2回の施術は欠かせないが、脂肪注入はトータルで数回注入するだけでよい。
何度か施術を受ける点は同じであるものの、状態が安定した後はいっさい施術を受けずに済む。
そのため、長い目で見るとヒアルロン酸注入より費用は抑えられるし、手間もかからないのが魅力だ。

ダウンタイムが非常に短い

ダウンタイムが短くて済むことも脂肪注入のメリットだろう。
これはコラーゲン注入についても同じだが、脂肪注入もダウンタイムはないに等しい。
施術方法によっては一定期間私生活に影響が出るものの、その期間も短くて済む。
ただし、個人差がある点には気をつけてほしい。
基本は担当医からダウンタイムに関する注意点を聞き、アドバイスに従うことが重要だ。

形状が崩れにくい

ヒアルロン酸は定着するまでに時間を要するが、注入部を強く擦ったり触ったりすると形が崩れるおそれがある。
仕上がりが不自然になってしまうため、定着するまで注意しなくてはいけないだろう。
一方の脂肪注入だが、注入した部分を強く擦っても形状が崩れることはない。
ヒアルロン酸注入とは違ってうっかり目を擦ってしまっても安心だ。

肌質が改善される場合もある

脂肪は弾力があるし、そもそも自分の脂肪を使っているので、肌質の改善効果も期待できる。
例えば目の周囲が乾燥しやすい人は、肌荒れの頻度が減ったり、肌の保湿力が高まったりする可能性がある。
目のくぼみを改善したい人だけでなく、肌質で悩んでいる人にとっても脂肪注入はメリットが大きい。

このように脂肪注入は魅力的な方法ともいえるが、もちろんデメリットもある。
中でも気をつけておきたいのは、以下で挙げる3つの点だろう。

定着率が低い

ヒアルロン酸は定期的な注入が欠かせない一方、脂肪注入は数回の施術で済んでしまう。
反対にいえば、何回かは施術を受けなくてはいけないのだ。
その理由として挙げられるのが定着率で、注入した脂肪が100%定着する保証はない。
およそ50・60%は失われてしまうので、目のくぼみを改善するまでには時間を要するだろう。
ヒアルロン酸注入ほどではないにせよ、長期間で改善を目指すものだと考えてほしい。

施術費用が高い場合もある

脂肪注入は自由診療のため健康保険が適用されない。
クリニックによっては施術費用が高いため、出費がかさまないように注意してほしい。
少しでも出費を抑えたいなら、いくつかのクリニックから事前に見積もりをもらおう。
その中から施術費用が安いところを選べば、お金を節約できる可能性がある。
ただし、クリニックによって評判が変わるので、口コミもチェックして慎重に選ぼう。

一時的に腫れや痛みが生じる

ヒアルロン酸注入と同じように、脂肪注入についても施術後しばらくは腫れや痛みが生じる。
注意したいのは目の周辺だけでなく、脂肪を採取した部位も同様の症状が起こることだ。
ほとんどの場合、数日ほどで腫れや痛みは引くが、内出血した時はこの限りではない。
いずれにせよ、施術後はしっかりケアすることが大切だ。

まとめ

目のくぼみはヒアルロン酸や脂肪の注入によって改善できる。
だが、費用が高く付いてしまうので、出費が気になるならアイクリームを試してもらいたい。

アイクリームは各種注入より効果は劣るといえるが、毎月数千円で済む。
自宅にいながらケアできるので、クリニックへ通院する手間も省ける。
手軽に目のくぼみケアしたいという人は多いと思うが、そんな時こそアイクリームをおすすめする。

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