目のくぼみといえば、第一の原因は「老化現象」だ。
しかし、老化とはまた別の原因で、“一時的に”目のくぼみが大きくなってしまうことがある。
例えば、1週間前までは、目のくぼみなんてまったく気にならなかったのに、急に気になりだしたようなケース。
そんなときは、焦らずに正しい解消法を行えば、目のくぼみを直せる。この記事では、その解消法をご紹介する。
急に目のくぼみが出現する原因とは？
急に目のくぼみが出現する原因として多いのは、
・ストレス
・疲労
・寝不足
の3つだ。ひとつずつ、詳しく紹介していこう。
（1）ストレスと目のくぼみの関係とは？
例えば、職場で上司に叱責されたり、失恋したり、家族との不和で悩んだり……といったストレスは、誰にでも経験があるだろう。
そんなとき、心も体も「げっそり」とした気分になる。
げっそりした気分になっているとき、実は、それと連動して「顔の表情」も変わっていく。
そして、最もその影響を受けやすいのは、「目の周辺」だと言われている。
というのも、目元の皮膚というのは、顔の中でも最も薄いので、表情の変化が顕著に現れやすいという特徴があるのだ。
（2）疲労と目のくぼみの関係とは？
次に、疲労と目のくぼみの関係について。
体に疲労が溜まっているとき、私たちの体は、「水分不足」に陥っていることが多い。
水分が不足するから疲労感が増すし、疲労が増しているから、喉が渇く、という構図だ。
目のくぼみ部分は、脱水症状になると、最初に症状が出てくる。
医療の現場でも、患者が脱水症状に陥っているかどうかを判断するとき、「目のくぼみ」をチェックする。
だから、目のくぼみが増しているということは、それだけ体内から水分が失われているという合図になる。
（3）寝不足と目のくぼみの関係とは？
最後に、寝不足の場合も、目のくぼみがひどくなる。
目の周囲には「眼輪筋」という筋肉が張り巡らされている。
眼輪筋によって、私たちはまばたきをしている。また、笑うときに目を細めたり、驚いたときに目を見開いたりといった、表情を作っているのも、眼輪筋だ。
眼輪筋は「筋肉」なので、休息なしに酷使すれば、当然疲労する。
例えば「脚」の筋肉なら、座ったり横になったりして安静にしているときには、休息できている。
ところが、眼輪筋は、目を開けて起きている限り、ずっと酷使され続ける。「まばたき」という役割があるからだ。
そして、眼輪筋が疲労すると、それが「目のくぼみ」となって現れるというわけだ。
今すぐに目のくぼみを直したいときの解消法
重要な商談がある日、デートがある日、人前でスピーチをする日……など、大切な日に限って、朝起きたら「目のくぼみ」が、ドーンと出現していたりする。
世の中には、「目の下のクマ」や「顔のむくみ」を直したいときの解消法の情報はあっても、「目のくぼみ」を直したいときの解消法の情報は、ほとんどない。
しかし、目のくぼみがある場合・ない場合では、イケメン度・美人度に、大きく差が出てしまう。
そこで、目のくぼみが突然できてしまったら、どう対処したら良いのか、次の項目から解説していく。
Step①まずは水分補給をしっかりする
朝起きて、目のくぼみがひどくなっていた場合は、まずは水分をたくさん取って欲しい。
体に水分を素早く吸収させる必要があるので、真水よりもポカリスエットやOS-1などの電解質も補給できるものがおすすめ。
水分補給するだけで、目のくぼみがグングン復活することもある。目のくぼみが気になったら、焦らずにまずは水分補給をして様子を見よう。
Step②血行を促進する蒸しタオルを乗せる
次に、目の周囲の疲労を、できるだけ早く解消するために、血行を促進しよう。
疲れたときに、お風呂にゆっくり浸かると、体の疲れがスーッと取れていく。
同じように、「目のくぼみをお風呂に入れてあげる」つもりで、蒸しタオルで温めてあげよう。
Step③アイクリームを厚さ2mmに塗って15分放置する
目の周りの血行が良くなったら、次は、アイクリームを集中的にたっぷりと塗る。
アイクリームを塗ることで、
皮膚の水分量をアップさせる
栄養を与えて疲労回復させる
というふたつの効果が見込める。
通常、アイクリームといえば、通常は「米粒1粒分」など、少量を使うことが多い。
しかし、緊急レスキュー的に今すぐ目のくぼみを直したいときは、「厚さ2mm以上になるように、たっぷりと塗る」という方法が効果的。
「こんなに塗って大丈夫か？？」と思うほど、思い切って厚く塗り、そのまま15分放置する。
この15分の間に、余裕があれば、入浴すると、さらに効果が倍増する。
お風呂の蒸気のスチーム効果で、アイクリームの浸透が高まるからだ。
15分経過したら、アイクリームはそのまま皮膚に塗り込んでも良いし、ベタベタが気になる人は、コットンなどで拭き取ってもOK。
この時点で、多くの人は、目のくぼみが改善していることが実感できるはず。
Step④アイクリーム+蒸しタオル+仮眠の最終手段
Step③まで実行しても、まだ目のくぼみの改善が見られない場合は、もう一度アイクリームを2mm以上になるように重ね塗りする。
そして、その上から蒸しタオルを当てて、その状態で仮眠をしよう。
ポイントは、「目をつぶった状態で、スペシャルケアを施す」ということ。
目をつぶって目を休ませれば休ませるほど、目のくぼみの回復は早くなる。
家を出掛けるまで、できる限りの時間を使って、集中ケアに取り組もう。
そして、家を出てからも、電車やバスで移動する場合は、できるだけ目をつむるようにすると良い。
そもそも、目のくぼみが出ないようにするための対処法
以上が、突然、目のくぼみが出てしまった場合の解消法になる。
しかし、頻繁に目のくぼみが出てしまう場合は、そもそも目のくぼみが出ないようにするための対処法を実行した方が良い。
というのも、最初は一時的なものだとしても、目のくぼみが頻繁に出るうちに、それが定着してしまうことが、多々あるからだ。
定着してしまうと、そこから改善するのは、至難の業となる。
そもそも、目のくぼみが出ないようにするためには、次の対策をおすすめする。
（1）水分補給を意識的に行う
一気にガブ飲みするよりも、一日を通して100〜200mlの水分を、小まめに飲む飲み方がおすすめ。
一日のトータルが、1.5〜2リットル程度になるように調整すると良い。
（2）24時までには就寝する
睡眠不足は、絶対的に目のくぼみの原因となる。
早々に老け顔になって悩みたくないのであれば、毎日遅くとも24時までには就寝する習慣を付けよう。
日付が変わってもダラダラとスマホをいじっているのは、目のくぼみにとっては最悪。
寝付けないとしても、布団に入って目をつむるようにしよう。
（3）毎晩アイクリームを塗る
アイクリームは、水分補給と栄養補給の両方を担ってくれるので、ぜひ味方に付けておきたいアイテム。
例えば、美肌で有名な綾瀬はるかも、30歳になったのを機に、アイクリームを使い始めたと語っている。
もし、目のくぼみが気になり始めていて、30代に入っている人は、必ずアイクリームは使った方が良い。
以上、この3つをしっかり守っていれば、ストレスや疲労などによって、目元がピンチになりそうなときにも、目のくぼみになることなく、スルーできるようになる。
目のくぼみにお悩みなら、試していただければと思う。
