目のくぼみと言えば歳を重ねるごとに発生する現象で、若い人には無縁、という印象もあるかもしれない。しかし、最近若い人に多く目のくぼみが見られるようだ。元々目のくぼみは、年齢を重ねるごとにお肌が垂れ下がってしまうことが原因で発生するのだが、若い人の目がくぼむというのは、一体どういうことなのだろうか。
今回は若い人に増えている目のくぼみについて解説しよう。原因を知ることで予め予防もできるので、まだ目のくぼみが気にならない人にもぜひご覧いただきたい。
パソコンやテレビ画面は目を疲れさせる原因
最近はどんな仕事でもパソコンを使用する。パソコン画面は私たちの目にとって非常に悪影響である。長時間画面を見続けるだけで、目が疲れてしまったという経験はないだろうか。数年前の仕事と違い、パソコン作業が必須になった現代人にとって、目の疲れは切っても切れないものだ。
テレビ画面も、もちろん目にとっては良くない。若い人に多いテレビゲームのし過ぎなどにも要注意だ。疲れ目は目のくぼみを発生させるので、パソコンやテレビを使用する時間には気を付けよう。
スマホの見過ぎも、目のくぼみを引き起こす?
最近では、パソコンやテレビだけでなく、スマートフォンやタブレットなども広く普及している。若い人は特に、スマホを持っていない人の方が少ないのではないだろうか。
スマホやタブレットには、ブルールライトというものが含まれる。聞いたことがある人も多いはずだが、ブルーライトの光は、目に非常に大きな負担をかけることで知られている。ブルーライトの光を長時間見続ける生活を続けていると、視力まで低下してしまうのだ。
ブルーライトの光は目の疲れを引き起こし、常習化してしまうとなかなか元に戻らない。スマホやタブレットを毎日のように使っているという若い人は、気を付けなければならない。毎日使うものだからこそ、使用時間を決めるなどし、自分で制限をかけないと目に大きな負担をかけ続けることになってしまう。
夜寝る前のスマホには特に注意を
スマホの使い過ぎで特に注意したいのが、夜寝る前のスマホの使用である。寝る前は極力リラックスした状態で過ごしたいのだが、スマホに含まれるブルーライトの光は、就寝前のリラックス状態にはやや刺激的である。
これにより睡魔が薄れてしまったり、目が冴えてしまいなかなか寝付けない、などの影響が出てしまう。寝る前にスマホを見続けるのは極力避けて、長時間の使用には気を付けたいものだ。スマホを見過ぎて睡眠時間が少なくなると、目のくぼみにも繋がる。
また、暗い場所でのスマホもよくない。瞳孔が閉じた状態でのスマホの使用は、目に負担がかかってしまう。目が休まった状態で突然刺激の強いスマホを見てしまうと、まぶたが驚いてしまい無理な動きをしてしまうこともある。疲れ目の原因にもなり、当然目のくぼみになることも。寝る前の暗い部屋でスマホを見ている人は、今すぐやめて質の良い睡眠を目指したい。
ブルーライトカットのシールやメガネも有効
ブルーライトの刺激が強く、長時間スマホを使用すると目のくぼみが発生してしまう。しかし、どうしても仕事などで長時間スマホを使用する、という人もいるだろう。
そんな時には、ブルーライトをカットする専用のシールやメガネなどを活用していただきたい。専用のシールはスマホに貼るだけで、ブルーライトをカットしてくれるという優れものだ。家電量販店や携帯電話ショップで販売されているので、一度チェックしていただきたい。
また、ブルーライトをカットしてくれるパソコン用のメガネも有効である。パソコン用メガネでも、スマホやタブレットのブルーライトをカットすることが可能だ。疲れ目にもなりにくく、スマホの使用で目のくぼみが気になるという人は賢く利用して、くぼみを予め予防しよう。
基本的なお手入れも欠かさず続け、スマホの使用による疲れ目から解放
ブルーライトをカットする為のシールやメガネの使用も有効だが、どうしても限界はある。スマホを使用する生活環境であるなら、やはり基本的なお手入れは必須である。スマホを使うほど目は疲れているので、毎日目のくぼみが出来ないようにケアをし続けるのは重要なことだ。
毎日の洗顔はもちろんのこと、その後のスキンケアでは目元のケアに特に力を入れよう。目元を集中的に保湿できるアイクリームがあればケアも簡単に行える。目元専用のクリームなら、効果的にまぶたや目の周辺を保湿することができて、目のくぼみを予防できる。
スマホを使った後に「目が疲れたな」と感じたのなら、アイクリームをマッサージするように馴染ませるのがおすすめ。気持ちい程度にまぶたを押したり刺激すれば、疲れ目も解消される。現代では避けることが難しいスマホの使用時間に気を付けながら、アイクリームのお手入れも並行して行い、目のくぼみを作らないようにしていこう。